電車内におけるポジション取りの難易度と考察

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電車内のポジション取り考察

今回の記事では電車内の各ポジションの解説をしたいと思います。位置取りの難しさ・生存難易度・利便性・お勧め度をABCDEの5段階で各ポジションを評価していきます。

これを知ってるかいないかで混雑した電車内での快適さに天国と地獄程の差が出ます。自分が乗る駅からの混雑状況・滞在時間を考慮したうえで身の丈にあった位置取りをしましょう。

*今回の記事は横長席用のモノであり、ボックス席車両には対応しておりません。ですが、基本はそう変わらないので参考にできる部分は参考にしてください(‘ω’)

*少しうっとおしいかなとは思ったのですが、下記の画像を毎回貼っています。位置を確認するために行ったり来たりスクロールするのは面倒だと思うので。ご了承ください。

位置取り

赤【門番(ガーディアン)】

位置取り

金剛力士像の様にドアの左右に立つ位置取りの赤丸です。

「何があっても絶対にこの場を譲らない!」

という強い意志を感じますね。大抵は常連さんがガッチリ固めています。とにかく堅いです。素人ではラッシュ時にこの場所をGETするのはまず不可能です。

ドア前のため降りやすく、背もたれで楽もできるため、位置取りとしては最高です。一見ドア前で寒そうではありますが、混雑した車内はサウナなので、むしろ程よく涼しく快適に過ごせます。

ただし、太っている方や荷物が多い方には向かない場所です。下手すると乗降客に引っかかって吹っ飛ばされます。この位置をキープしたいなら亀のように縮こまって堅く守りを閉ざしましょう。

  • 位置取りの難易度 E(素人には無理)
  • 生存難易度 B(しっかり守りを固めれば快適)
  • 利便性 A(降りるもよし・居住性も良し)
  • お勧め度 C

総評*座ることに興味が無い場合、最高の位置取りといえる。ただし、この位置を取るためには事前に最激戦区の黒丸やドア前ピンクを確保する必要があります。よって、必然的に赤の【ガーディアン】の位置取り難易度は最大となってしまっています。

取れれば天国・取れなければ地獄の非常にギャンブル性が高い位置取り

青【白鳥(ハードワーカー)】

立ってる人は思うんです。

「いいなぁ~座ってる人は楽そうで(‘Д’)」

と。

ですが、それは違います。座っている人はですね、一見楽をしているように見えて、座るために努力しているんです。この寒い中、座るために1本2本、時にはそれ以上電車を見送り並ぶんです。どこのドアから入れば座れるかを冷静に的確に分析し、ドアが開いた瞬間に全力ダッシュです。

大変な労力です。しかし、ここまでしても座れるとは限らないのです。

全て都心部の地価がアホみたいに高いのが悪いんです。ドーナツ化現象ってやつです。青のスワンの人たちはですね、家が遠いのです。座らなければ毎日やってられないくらい遠いんです。

近場の人が朝起床する時間にはもう家を出なければならなかったりしますし、飲み会だって22時には切り上げて帰らないと終電が無くなったりするんです。

優雅に泳いでいるように見えて、水中では必死に足をバタバタさせている白鳥さんと一緒です。呑気に座って大口開けて寝ているように見えても、実は頑張っているんです。

  • 位置取りの難易度 D(家の場所や時間帯・運も大きく影響)
  • 生存難易度 A(周囲に変な人が来ない限り天国)
  • 利便性 B(降りにくいものの、快適。PCだって使えちゃう!)
  • お勧め度 A

総評*席は取りにくいものの居住性は抜群。席を積極的に狙っていくためのテクニックは別記事で。

緑【吊るされた男(ハングドマン)】

吊るされた……とありますが、まぁ要は座席の前でつり革に掴まってる方々です。みなさん虎視眈々と座席を狙っています。座っている人が降りる素振りを見せようものならプレッシャーの掛け合いが始まります。

ですが、基本的にはこの緑のポジションは平和です。確保が難しい座席とドア横を除けばベストの位置取りと言っても過言ではありません。

  • 位置取りの難易度 B(混雑していると難しいかも)
  • 生存難易度 A(快適。但し女性の場合は後方痴漢注意)
  • 利便性 B(降りにくいものの、採光性抜群。スマホを触りやすい。網棚も利用可能。つり革で安定性も◎)
  • お勧め度 A

総評*なぜかみんな奥へ入りたがらないので穴場スポット。位置取りの難易度と居住性を鑑みるとコスパ最高の位置取り。

雨の日に座っている人の傘が脚に当たったり、脚を開いて座るマナー違反の愚か者に当たらない限りとてもおススメ。

オレンジ【深海(ディープシー)】

上記の緑のハングドマンの後ろの位置です。

位置取り

この位置は本当に人気無いんですよね。気持ちはわかります。確かに光が届かない暗黒の深海のように深い……とても深い人の底ですからね。人の壁のせいで光も届きにくいため少し薄暗いですし。

ですが、実はかなりの穴場スポットなんです。この場所は深海の様に静かな水底でひっそりと生きていきたい人にはピッタリの場所です。人の入れ替わりも少ないため、とてもゆったり生活できます。

運が良ければ緑のハングドマン→青のスワンへと昇格(席の確保)も狙っていけますし。

ですが、1つだけ欠点があります。暗黒で気圧の高い深海に適応した深海生物の様に、この場所に特化した人でないと生きていくのは難しいでしょう。

具体的には身長です。背が高くないと生き抜くのは厳しいです。この場所からだとですね、狙える吊革がかなり限られてきます。場合によってはつり革のさらに上の手すりに掴まらなければなりません。さもなければ電車の揺れに対応できずに、周囲の人にぶつかってしまいます。

さらに空気の問題もあります。人の壁に阻まれて新鮮な空気が入ってきません。適応できればゆりかごの様に安穏と暮らせる場所ですが、そうでないと他の生き物の餌になってしまいます。

背が高い人用

  • 位置取りの難易度 B(比較的容易、ただし大混雑時はほぼ不可能)
  • 生存難易度 A(適応できれば間違いなくA)
  • 利便性 C(降りにくい、暗い)
  • お勧め度 B

総評*背が高い方であれば間違いなくおススメの位置取りです。

具体的には~170だと位置取り次第では吊革には困らない。ただし、前の人の頭にキスする危険性もアリ。~175なら吊革ではなく吊革上の手すりが狙える。~180どこでも好きな場所に掴まれて新鮮な空気が美味しい。それ以上の背の高さの方だと中吊広告に頭が当たりますが、気を付けていれば回避可能です。

人の流れに巻き込まれたり、押されたりも無く、ひっそり静かに暮らせます。降りにくさは確かにありますが、このエリアで快適に暮らせる高身長の人なら降りられなくて苦労するような場面も無いでしょう。

背のあまり高くない方

  • 位置取りの難易度 B(比較的容易、ただし大混雑時はほぼ不可能)
  • 生存難易度 E(息苦しい・足場が安定しない・つり革掴めない)
  • 利便性 C(降りにくい、暗い)
  • お勧め度 D

総評*背が高くない方には少し生きづらい環境であると言えます。ただ吊革や席を狙えるという点ではかなり優秀なポジション取りだと言えると思います。

ピンク【遮る者(ストッパー)】

ここに居る人ホンと邪魔です(・`д・´)笑 というのは、言い過ぎですが、実際少し難しい位置取りなんです。

位置取り

ピンクの人はオレンジの【ディープシー】に入りたい方が殆どだと思うんです。確かにそこまで深く入ってしまえばかなり快適ですからね、わかります。

ですが、それは非常に難しいんです。

ピンクの位置は青のスワン・緑のハングドマン・オレンジのディープシーの全ての人の通り道なんです。そのためそこに突っ立っていると絶対に押し出されます。本当に難しい位置取りなんです。

出てくる人からしてみれば

「通れないよ! なんで頑なにそこに居座るのよ……どいてよ(・`д・´)」

と本当にイライラします。かなりヘイトを集めやすい位置取りなんです。そこら辺を上手く捌けるテクニックがあるなら悪くない位置取りだとは思いますが。

  • 位置取りの難易度 B(容易)
  • 生存難易度 E(通路の流れを堰き止めて吹っ飛ばされること多々)
  • 利便性 C(可もなく不可もなく)
  • お勧め度 D

総評*とてもヘイトを集めやすく難しい位置取りです。この場所に立つときはあらゆる方向から押し出されるので覚悟が必要です。巧く中から出てくる降車客をかわして、逆に中に入り込めれば一発逆転できるかも?

中央肌色【戦場(バトルフィールド)】

読んで字の如し戦場です(‘_’)

位置取り

この戦場で生き残るための唯一の手段はつり革です。とにかくつり革を掴んだモノが勝者となります。つり革を掴めないと足元が安定しないため、寄りかかったり、足を踏んだり踏まれたり、肘打ちされたりします。

ドアが開いたら全方向からドアに向かって人が流れるので、それらを交わしながらその時々の安全地帯を瞬時に見極め移動する必要があります。さもないと吹っ飛ばされます。

この辺の対策は応用編に詳しく書いてあります。

このエリアではあらゆることが起こります。

手荷物を掴んでいるけれどかなり遠くに行ってしまったり、荷物が宙に浮いていたり、力を抜いて人に寄りかかっても気づかれなかったり。前の人のウナジを見ていると思っていたら自分も見られていて、さらに後ろの人もその人のウナジを眺めていたり。誰かが掴まっていた吊革を突然手放して顔にゴチんと当たったり。

このエリアに居る時は決して気を抜いてはいけません。状況は目まぐるしく移り変わります。素早い状況判断が求められます。

  • 位置取りの難易度 A(誰でも取れる)
  • 生存難易度 E(安全地帯は無い)
  • 利便性 D(入口にそこそこ近いのに、流れによっては降りづらいという謎現象が起きる)
  • お勧め度 E

総評*決しておススメはしません。しませんが、電車乗りにとって決して避けられない場所でもあります。そのため事前にあらゆる状況を想定してイメージトレーニングをしておくべきです。初心者の方は基礎編と応用編を熟読しておきましょう。

茶色【賢者(ワイズマン)】

中央肌色バトルフィールドとドア前紫の間の領域です。

位置取り

この場所に関しては、ほぼ中央肌色バトルフィールド民と同じような感じです。ですが、この位置からだとドア上部に付いているモニターがよく見えます。

なので、天気予報を毎日見ることができます。それだけでなく雑学やダイエット・ニュースも堪能できます。そのためこの位置を日常的にキープしている方々は非常に雑学豊富です。 まさに賢者!

もう2点情報付け加えるならば、この位置はどうしても降車客の邪魔になってしまうので大抵到着駅毎に降車することになるでしょう。その乗り降りが少し面倒です。

そこそこの混雑ぐらいなら毎回降りて最前列ドア前をキープするのもありです。激しい混雑の場合は一度降車したら乗り込めなくなるので↓の図の電車と乗車客の間の位置をキープしましょう。

ズル

もう一点はつり革の存在です。この茶色の賢者の位置からなら吊革がかなり掴みやすいです。不幸中の幸いですね。

  • 位置取りの難易度 A(誰でも取れる)
  • 生存難易度 D(安全地帯は無いが、つり革アリ)
  • 利便性 E(入口前のためほぼ毎回降りる必要あり)
  • お勧め度 D

総評*毎日液晶モニターを見ていればちょっとした会話に困ったときに便利です。単純に楽しいですし( *´艸`) ですが、決してその知識を過信してはいけません。なぜならその映像は都心電車通勤族のほぼ全ての人が見ているからです。笑

紫【密集陣形(ファランクス)】

This is Sparta( ・`д・´)

おわかりいただけましたでしょうか? まぁそういうことです(‘Д’)

……わからないですか? ……ですよね。笑

まぁつまりですね、ドア前の紫の位置はスパルタ人の密集陣形であるファランクスのようなものなんです。(下の画像はギリシャのファランクスの画像ですWikipedia参照

ファランクス

位置取り

外敵(外からの乗車客)に対して隙間なくスクラムを組んでこれ以上混まないように侵入を防ぐんです。笑 言わば人の盾です。このファランクス勢のおかげで電車内の平和が保たれているといっても過言ではありません。

ですが、このファランクス、前からの攻勢には滅法強いのですが、後ろからの攻撃には弱いです。スパルタ人の史実でのテルモピュライでの戦いのように、突然後ろから攻められると弱いです。

つまり降車客や、反対側のドアが開いた場合です。「よし誰も降りないな」と思ってしっかり踏ん張った途端に後ろから「降ります!」と押されると陣形が崩れます。また反対側のドアが開くと背中から押されドアに押し付けられる形になって踏ん張りがきかなくなります。

  • 位置取りの難易度 A(誰でも取れる)
  • 生存難易度 E(最前線。電車内の平和は俺たちが守る)
  • 利便性 B(生存は絶望的ですが、降りるときは誰よりも早く降りられます。先駆けの栄誉に与れるわけです。)
  • お勧め度 C

総評*押し合いへし合いでかなり体力を消耗しますが、一番に降りられるので悪くない位置取りです。同じ苦しさでも得るものが少ない車内中央部よりは、こちらの方がおススメです。

黒【地獄(インザヘル)】

位置取り

僕が考える電車で最も居心地の悪い場所、それこそがこの”インザヘル”です。この場所に居る以上は恐らく赤の”門番”を狙っている方が多いと思います。わかります。ドア横は本当にみんなの憧れですよね(‘Д’)

ですが、そう簡単にはいかないんです。というのも、この黒丸インザヘル、全方向からの圧力がかかる最大の難所なのです。

入口に近いため茶色や中央肌色から流れて来る方も多いです。また停車時には青の白鳥さんや緑のハングドマンさん、ディープシーのオレンジさん、ストッパーのピンクと全ての人が押し寄せて来る可能性があるんです。

もちろんそれだけであれば他の激戦地でも条件は同じです。では、このインザヘルが最難関の称号を欲しいがままにしてるのは何故なのか。

ズバリ安定感です。

この場所はとにかく安定感が悪いんです。ハングドマンの吊革が取れればグッと安定します。ですが、基本的には難しいです。

では、別の吊革はどうか?

ダメなんです( ;∀;) 設計上の仕様か、この位置から座席前以外の吊革を掴むのは難しいのです。掴めないというわけではないんです。ですが、掴むとぶら下がるような感じになってしまい、どうししても重心が安定しないんです。

じゃ、じゃあ目の前の手すりは?

もちろん手すりに摑まるのは有効です。ですが、そちらも条件次第です。赤丸の場所に大きめの人が居たり、カバンをこちらに向かって肩にかけていたりすると掴まる場所がなかったりするんです。

さらに大混雑時などは手すりだけではどうやっても体勢を維持できません。後ろから座席方面に向かってグイグイ力が掛かってくるんです。背後からのあまりの重圧に耐えきれずに、座っている人の膝にストンと座り込んでしまう人もたまに見かけます。笑 そして、一度そうなってしまったらもう立てません。電車が空くまで羞恥プレイです( ;∀;) 上に居る人だけでなく、座られている人もです。地獄です。

そこそこの混雑具合なら良いでしょう。ですが、素人が大混雑時にこのインザヘルを取るのは非常に危険です。決して安易に狙ってはいけません。

  • 位置取りの難易度 B(決して難しくはない)
  • 生存難易度 E(背筋力・脚力に自信が無いならやめるべし)
  • 利便性 E(一見出口に近そうですが、”引っかかって”しまい思うほど早くは降りられません)
  • お勧め度 E

総評*この位置は本当に危険です。安易に踏み込まないようにしましょう。ドア横赤丸を狙うならアリですが、ドア横を狙う多くのライバルもまたこの位置を確保しようとしています。勝算が無い限り、挑むべきではありません。

ですが、勝算があるなら積極的に狙っていくべきです。例えば、毎日赤丸に立っている人が絶対に降りる駅がわかっているような状況ならこの位置を狙っていってもいいと思います。他にも降車駅が決まっている学生さんがいる場合でもおkです。

そういった確実に狙える勝算がある場合には、この位置は【地獄(インザヘル)】から【天国(インザヘブン)】へとなり得ます。

【聖域(サンクチュアリ)】

おまけです。前回の記事にて説明したゾーンを駆使するゾーニングの手練れになると以下の図のように自らの力で聖域を作ることも可能です。

若い女性が使用することが多いテクニックです。

ゾーニング

ですが、女性以外にも少数ですが使い手はいます。体臭がキツめの方や、今にも吐きそうな酔っ払いなどです。彼らの周囲はオーラで阻まれ何人たりとも近づけないようになっていたりします。

かなり特殊な技能なので参考にするのは難しいですが、こういった特殊技能持ちもいるということを覚えておいてください。

まとめ

以上、電車内におけるポジションとその考察でした。電車内で快適に過ごすためにしっかり頭に叩き込んでから戦場(電車内)に向かいましょう。

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