山を題材にしたコンテンツにハズレなしの法則

山はいいぞぉー

僕ですね、昔から常々言い続けていることがあるんです。それがタイトルにもある

山を題材にしたコンテンツにはハズレなし

というフレーズなんです。

そのままなのですが、TVであれ、ドラマや小説であれ、漫画であれ、山に関するコンテンツにはとにかく名作が多いんですよね。

一体なぜなのでしょうね。

というわけで、今回の記事では「山」作品に名作が多いワケを分析しつつ、いくつか名作を紹介していきます。

ちなみに、僕は山に関しては、学生時代の遠足とボルダリングを少しかじった程度の素人です。そんな素人の僕が山作品の良さを紹介する記事なので、その点を踏まえた上で読み進めてくださいm(_ _)m

最後にオススメコンテンツもまとめてあります(`_´)ゞ

何故「山」を題材にした作品は面白いのか

面白い理由を僕なりに分析してみました。

【理由1】山の持つ表情の豊かさ

山作品を見たり読んだりするにあたって何が面白いって、その山ごとの表情の豊かさです。一見すると、「山」はただの巨大な無機物に見られがちですが、その実とても表情豊かなんです。

ドラマなんかでは高い山・険しい山・気候の変化が激しい山ばかりクローズアップされますが、実際にはそればかりではありません。

雄大でどっしりした山や、風景が素晴らしい山、変わり種要素を持っている山と実に様々です。そして、そこにさらに四季の変化も加わるのです。山は、1つとして同じモノは無いとても個性的でユニークなモノなんです。

さらに由来や成り立ちなんかにも詳しくなるとですね、もはや山に人格のようなモノが備わっているようにすら感じられてくるんです。日本では古来より山岳信仰という概念もありますしね。

より詳しく山について知りたいという方は↓オススメです。少し古い作品ですが、作者・深田久弥さんの山に対する愛が詰まっています。

日本百名山 (新潮文庫)

百名山”というと、しばしばリスト化された100の山の情報ばかりが強調されがちです。まるでスタンプラリーや何かの様に”100名山”という数字だけが独り歩きして、数を競う方が非常に多いように感じます。

ですが、この本の素晴しさはそんなところではありません。

特にコミカルに、時に荘厳に、時に我が子を愛でるかのような慈愛と共に、神話や古文書の知識を絡めつつ、山について語られています。著者の深田さんは本当に山が好きなんだなぁと感じられます。

そして、この本の価値はそこにこそあると思います。100名山や載っている山の順番やリストなんて正直どうでもいいですし、僕は興味ありません。

この本はですね、自分の好きなものを好きに語りたかっただけのただの山好きの本なんです。だからこそ面白いんです。非常に味わい深い小説です。

なんでも同じですよね。映画好きな人が並べ立てた100の名作リストよりも、何故その映画が好きなのか、どこが良かったのかを熱く語ってくれる方が重要ですし、聴いてて心地よいですよね。

この本は日常のふとした隙間時間ー例えば通勤の電車内であったり、待ち合わせの待ち時間であったり、はたまた勉強の息抜きであったりーにじっくり内容をかみしめながら少しずつ少しずつ読み進めるのが良いと思います。

その度に、山の情景が脳裏に浮かび、空気がシンと張り詰めた静謐な雰囲気や、草木の青臭さがまるで匂い立ってくるかのような小旅行ならぬ小登山を楽しめます。

【理由2】山作品には起承転結がある

山を題材にした作品は起承転結がしっかりしています。というのも、

  • 起→なぜ登るのか・動機付け
  • 承→準備・訓練・目標設定
  • 転→苦労・困難・ハプニング
  • 結→山登りで何を得たのか

みたいな感じで山登りにおける準備過程や結果に至るまでの工程におて起承転結がつけやすいんです。

そのため物語の骨組みとしての基礎がしっかりした作りであることが多いです。基礎がしっかりしていれば、作品に安定感が出ます。それが作品の深みに繋がり、作品としての「面白さ」を支える土台になっているんです。

【理由3】内面の心理描写が巧みだから

【理由1】で表情の豊かさを挙げました。山の表情は豊かですし、山の天気や状況は刻一刻と変化します。

ですが、それでもやはり無機物であることには変わりません。そして無機物である以上どうしても派手さに欠けてしまうんです。物語において重要な「感情の揺れ」というものは期待できません。

では、その地味さを補うためには一体どうすればよいのか?

派手さや、登場人物の多さ、感情の多彩さでは一般的なサスペンスや恋愛等の題材には太刀打ちできません。であれば、より深く、より繊細な内面描写で勝負するんです。

広さや派手さで負けるなら、深さや細かさで勝負するんです。

そのため山を題材にした作品はとても”深い”作品が多いのです。物語の浅さ深さではなく、登場人物の掘り下げ度としての深さです。キャラクターの内面に深く埋没することで心理状況を精緻に描く作品が多いです。

そういった作風になりがちなためか、やもすると根暗だとか見なされます。笑

ですが、とても精緻で巧みな描写は、ハマる人にはとことんハマります。何度も何度も読み返したりしたくなるほど惹きつけられたりします。

【理由4】対比構造

対比構造の妙も山作品の面白さの秘訣だと思います。つまり、

自然 VS 人間

という構造です。言い換えるのならば、人知を超えた圧倒的な存在と、それに立ち向かうちっぽけな人間という構図です。

正直言ってありきたりすぎる対比ですが、それだけに王道です。古代から現代までいつの時代でもウケる王道中の王道です。

やっぱりみんな王道が好きなんです。勧善懲悪であったり、弱いモノが努力の末に強いモノを打ち破るみたいなストーリーは多くの人を惹きつけるんです。

であるがゆえに、山作品は面白いんです。

それに加えて、日本は古来より自然災害に悩まされてきましたからね。これほど災害が多い国もそう無いです。地震・台風・津波・火事・雷。

そんな災害が身近な日本人だからこそ、自然に対する畏怖や尊敬は大きいんです。そしてそれに打ち克たんとする登山作品に対してもより大きな感動を覚えるのではないでしょうか。

山作品イイ(*´ω`*)

どうです? 山作品見たくなってきませんか? というわけでいくつか紹介しておきます。多くは語りません。読めばわかります。どれも名作で決してハズレはありません。

【孤高の人】

孤高の人(上) 孤高の人〈下〉 (新潮文庫)

面白くて止まりません。一気に読めます。ですが、どうしても小説が苦手な方は漫画版をどうぞ。絵も綺麗ですし、読みやすいです。

孤高の人 コミック 1-17巻セット (ヤングジャンプコミックス)

【神々の山嶺】

神々の山嶺(上) (集英社文庫) 神々の山嶺(下) (集英社文庫)

こちらもコミックあります。

神々の山嶺 文庫版 コミック 全5巻完結セット (集英社文庫―コミック版)

岡田准一さん主演で映画にもなってます。

神々の山嶺

公式サイト

【氷壁】

氷壁 (新潮文庫)

こちらはドラマもありますが、個人的にはあまり好きではないので紹介は控えさせていただきます。

最後にドラマとは違いますが、こちらもどうぞ。ドキュメンタリーのような感じですかね。

【グレートトラバース】

NHKで放送していたので知っている方も多いかもですね。⇒公式サイト

プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが、この記事の上の方で紹介した深作久弥さんの定めた日本百名山を公共交通機関等一切なしの人力のみで踏破に挑戦した番組です。

田中さんの人柄や、力強く圧倒的な踏破力がとても爽快です。後半では疲労や怪我・ファンの方との付き合い方で悩むシーンも多いですが、それも含めてとても魅力的な作品となっています。

グレートトラバース DVD全3巻セット【NHKスクエア限定セット】

なっているんですが、高いですし、ディレクターズカット版はあまり評判が良くないです。なので、たまにNHKやBSで再放送するのでそれを待つのも良いかもです。

まとめ

以上、山作品にハズレ無しの記事でした。オススメがあまりにも多すぎて厳選に厳選を重ねました。実際には他にも非常に多くの名作があります。

この記事を読んで興味が湧いた方はぜひ山作品にトライしてみてください。そして面白い作品があったら教えてください(^^)

では、また次回の記事でお会いしましょう。

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